住宅ローンの限度額

住宅ローンの限度額

自分はいくら借りられる? 住宅ローンの「限度額」って?

住宅を購入するための予算を立てるとき、「一体いくら住宅ローンが借りられるのか?」が分からないと、具体的な金額を考えるのは難しいですね。この「いくらまで?」のことを「融資限度額」「とか、俗に「住宅ローンの限度額」と呼びます。

限度額は、住宅ローンで「貸してもらえる限度」の金額のことです。近年消費者金融の借り入れに「総量規制」という法律上の制度ができて、年収に応じて借り入れることのできる金額の限度が設けられるようになったことから、住宅ローンの限度額も同じようなものかな?と思われがちですが、こちらは法律上の規制ではありません。

融資はつまり借金ですから、金融機関としては、利息と一緒に返して貰わないと、経営が悪化して悪くすると破たんの危機に陥ります。ですから、貸す時は「このくらいなら確実に返して貰えそう、悪くして返済ができなくても、担保の土地建物を処分すれば赤字にはならないだろう」という範囲の金額で融資の上限を提示してきます。この金額のことを「限度額」と呼び、基準は個々の金融機関によって定められています。

限度額=返済可能額ではない!

住宅ローンの限度額は、法律上の制度ではないため、それぞれの金融機関が個別に基準を設けています。基本的には

・購入物件の担保率
・返済率(年収に対する年間返済額の合計額の割合。25~35%としている金融機関が多く、年収が上がるほど割合も高くなります)
・返済方法

が最も大きな3要素で、これに

・借入限度期間
・個別事情(住宅ローン以外の借金の有無、家族構成や借入時の年齢、勤続年数など)

が加味される、と言われています。

もしも住宅ローンを限度額ギリギリまで借りたら?

借りたら返す、が当たり前の住宅ローン、年間の返済がどの程度になるのかを試算する方法があります。年間の返済限度額を概算で計算する方法として、よく利用されるのが

年間返済額の上限=税込み年収×返済負担率-他のローンの年間返済額

というもの。返済負担率は多くの金融機関で25~35%を利用しいています。ごくおおざっぱですが、生活が苦しくなり過ぎずに返せる目安を出すことができます。

ところが、実際にローンを借りた人の購入物件金額と、借入限度額を比べてみると、しばしば購入金額の8割程度、時にはほとんど同額となっていることがあります。収入よりも、物件の資産価値の方が限度額を決めるのに大きな影響があるということです。

ですから、限度額一杯借りてしまうと、収入に対する返済の割合が過度に高くなる状況を招くことになり、その結果として日々の生活費が不足して「毎月、返済で苦しい」という状態に。ローンを組んだ時よりも将来、減収、出費の増加がない、とは限りません。限度額ギリギリ一杯の借入はハイリスクであるといえます。

© 2015 住宅ローンの基礎知識を学ぼう All Rights Reserved.